犬の飼い方【犬との生活で後悔しないために知っておくこと~総集編~】

犬の飼い方【犬との生活で後悔しないために知っておくこと~総集編~】

犬との暮らしの中で、なにが必要か、なにに注意すべきかなど、悩むことや分からないことがたくさんあると思います。
そこでこちらでは、飼い始めから最期の時まで、悔いなく一緒に過ごすために必要な事をご紹介します。

目次

始めに

犬と暮らす

犬の寿命は10年から15年と言われています。
犬を迎えるということは、大抵の人が子犬の時期から家族として迎え入れるでしょう。
犬は成犬になっても子供と同じです。
構って欲しくていたずらをしたり、寂しくて、悪さをしたり…

犬は言葉を話せないので、色々と読み取ることが重要だとされています。
では、なにを読み取り、愛犬のためになにをしたら良いのでしょう。
犬の生涯の親になる飼い主さんにとって、お役に立てるよう、こちらでは飼い始めから最期の時まで後悔のしない情報をご紹介します。

少しでも飼い主と犬が一緒に暮らす中で出る障害を取り除ければ幸いです。

犬を迎えるまで

犬を迎える

はじめに、心構えと犬を探す段階での注意する点、迎えるまでに準備するものについて紹介します。
犬を家族として迎えるまでに必要なことなので、覚えておいていただければ幸いです。

心構え

犬を飼う上で、もっとも必要なのは[お金]です。
飼い主が犬の体調管理をしっかり行わなければ、犬の健康を保つことができないのです。
具体的に1番かかる費用として、病院代です。
法律で義務付けられている⦅狂犬病予防接種⦆はもちろん、⦅混合ワクチン⦆や定期的な⦅健康診断⦆に⦅避妊・去勢手術⦆などこれだけの病院でかかる健康管理費用だけで何万円とします。
避妊・去勢手術は一回で終わりますが、予防接種各種や健康診断は毎年打たなければなりません。
そして、犬が病気になってしまったり、怪我をしてしまった場合、医療費は何十万円とかかります。

そのほかにも、犬種によっては毎月トリミングを必ずしなければならない子もいたりと、犬を飼う上で、お金がかかると言う事をしっかり認識しておきましょう。

犬探しの注意点

犬を探すときに注意する点は、子犬の健康状態です。
ペットショップやブリーダーなどから犬を購入する前に、必ず把握しておく必要があります。

【泉門(ぺこ)】

泉門とは、頭蓋骨の形成が不完全な状態をいい、通常なら頭頂部の凹みは成長とともになくなるのですが、成長しても閉じないケースがあります。
通称ペコとも言われており、チワワなどの頭の小さな小型犬に多く見られる症状です。
泉門が空いていると、水頭症になりや空いと言われているため、リスクがある事を理解しておきましょう。

【臍・鼠径ヘルニア】

ヘルニアとは身体の一部があるべき所からはみ出ている状態のことを指します。

〈臍ヘルニア〉

臍ヘルニアとは、お腹あたりに「ぷにっ」と膨らみがある「でべそ」のようなことをいいます。
先天性のものは、お腹の壁が十分に閉じきっておらず、そこから内臓や脂肪が飛び出している状態です。
子犬の頃に発症した場合は、成長とともに小さくなり、自然に治る子もいますが、大きすぎる場合は手術が必要になるケースがあります。
小さい場合は、犬自身に痛みがないので、経過観察される方が殆どです。

〈鼠径ヘルニア〉

鼠径ヘルニアとは、犬の後ろ足付近にある「鼠径部」から腸管が飛び出している状態を「鼠径ヘルニア」又は「脱腸」といいます。
小さい時は経過観察で様子を見ていくのでもいいのですが、鼠径部のヘルニアが大きく重度の場合、食欲不振や嘔吐などの症状が現れます。
また、腸ではなく膀胱が突出してしまう恐れもあり、この場合は手術が必要です。

【膝蓋骨脱臼】

「パテラ」とも言われている「膝蓋骨脱臼」とは、膝を曲げたり伸ばしたりした時に、膝にあるお皿がずれてしまう症状をいいます。
骨格や関節の異常は小型犬に多く、歩いている時にしっかり足が地面についているか、ふらついていないか、片足を上げていたり異常な歩き方をしていないかを確認してください。
また、足の関節を触り、痛がらないかも一緒に確認すると良いでしょう。
膝蓋骨脱臼は重症の場合は手術をしなくてはならない場合があるので、注意が必要です。

ただ、膝蓋骨脱臼は、子犬の時期には筋肉がきちんと形成しておらず、不安定な状態が続くため、なりやすいと言われており、成長とともに自然に治ってくる子もいますし、症状が緩和される子もいます。

見つけ方

犬を飼うときは『この子だ!』と直感的に感じた子を飼う方が愛情たっぷりに最後まで育てられると思いますが、上記に記載した、泉門、ヘルニア、膝蓋骨脱臼は、子犬を購入する時から注意してみる必要があります。
知らずに飼うのと、知っていて飼うのでは、飼い方や向き合い方に差が出てくるので、注意してみていきましょう。

そして、犬を選ぶポイントとして女の子か男の子かも重要となってきますので、犬の性別についても紹介していきます。

犬の性別

人間と同じように、女性と男性に違いがあるように、犬の性別によっても違いがあり、同じ犬種でも、女の子か男の子かで体格、性格が大きく異なってきます。
実際に犬を飼っている飼い主さんの中には、メスしか飼わない方や、オスしか飼わない方がいます。

では、女の子と男の子でどう違うのかをご紹介しましょう。

「女の子(メス)」

  • 身体つきが小ぶりな子が多い
  • 縄張り意識が低い
  • 落ち着くのが早い
  • しっかり者の気分屋さん
  • 生理がある

女の子の場合、発情期を迎えると病気になる確率が上昇します。
子宮系の病気の発生率が上がるため、発情期を迎える前に避妊手術を行うことで、女の子にかかりやすい病気を防ぐことができます。

「男の子(オス)」

  • 身体つきががっちりしている
  • 歳を取っても無邪気
  • 甘えん坊
  • 忠誠心が強い
  • 縄張り意識が強い
  • マーキングをする

オスは、発情期を超えたあたりからマーキング行動をとります。
マーキングとは、足を上げて壁、電信柱に少量のオシッコをかけ、他の犬に自分の存在を誇示する習性のことを言います。
去勢手術をする事でマーキング行動が軽減されますし、縄張り意識が低くなり、攻撃性が落ち着くと言われており、将来的に起こりうる生殖器系の病気の予防になります。
避妊や去勢手術は個体差により推奨される時期が異なりますが、手術の効果が高く、回復が早い時期は生後半年をメドに手術を行うのがベストと言われているので、獣医さんに一度相談をしましょう。

迎えるまでに準備するもの

犬を迎えると言う事は、新しい家族が増えると言う事なので、準備するものはたくさん出てきます。
犬を迎える前に事前に少しずつ準備しておけば、迎えてから、「アレがない」「コレがない」などと慌てることがなくなるので、しっかり準備しておきましょう。

サークル

サークルは、犬をお家に迎え入れたときに必要です。
主にお留守番時や寝るときに過ごすお家の代わりとなるスペースなので、必ず用意しておきましょう。
犬の大きさによって、選び方は異なりますが、成長した時のことも考えて大きめのサークルを用意しておくと良いでしょう。

ペットシーツ・トイレ

ペットシーツは必需品です。はじめに用意しておくシーツは薄手のでも十分です。
犬の大きさ、オシッコの量、お留守番の時間の長さによってシーツの厚さを変えると良いでしょう。
トイレは主にサークルの中に設置してあげてください。

キャリーバックやクレート

キャリーバックやクレートは、病院やお出かけ時、電車やバスに乗る時などに必要となってくるものです。
電車やバスに乗る時は入れてキャリーバックなどに入れなければ、基本的には乗車することが出来ないので、一つは用意しておきましょう。
クレートやキャリーバックに慣れさせる為に、はじめは毎日使用し、怖くないものだと教えてあげましょう。
また、クレートをゲージの中に入れ、犬のお家代わりにする飼い主さんもいます。

犬用ベッド

犬が安心して眠れるように、犬用ベッドを用意しておきましょう。
犬も寝るときはフカフカな所を好みます。そのため、ゲージやお昼寝をする場所に置いてあげると良いでしょう。

餌入れ・水入れ

犬にご飯やお水を与える時に必要です。
餌入れは、最初のうちは自宅にあるお皿などを代用しても良いですが、犬用の餌入れを用意しておくことをお勧めします。

水入れは、餌入れと同じような形状でも良いのですが、目を離したすきに倒してしまう恐れがあるので、壁掛け用の給水機や自動給水機がおすすめです。

ブランケットやぬいぐるみ

お迎えしてはじめのうちは、ブランケットやぬいぐるみを一緒に置いてあげると良いでしょう。
ぬいぐるみは子犬が母親だと思い、安心してくれやすいと言われています。

犬を飼うのにかかる費用

犬を飼うときにかかる費用

では、次に犬を飼う上で、どのくらいの費用がかかるのかをご紹介します。
1匹あたりにかかる費用をまとめたので参考にしてください。

子犬を飼い始めた時にかかる費用(小型犬3~5kg)

約26,000円~

内訳 費用
6種混合ワクチン 6500円~
サークル 8000円~
ペットシーツ/100枚 1000円~
トイレ 1500円~
クレート/キャリー 4000円~
犬用ベッド 1500円~
餌入れ 1000円~
給水機 1000円~
餌(子犬用)1kg~ 1500円~

毎年かかる費用(小型犬3~5kg)

約88,000円~

内訳 費用
餌代(約25キロ) 37,500円~
狂犬病予防接種(地域によって異なる) 3000円~
6種混合ワクチン費用 6500円~
おやつ/おもちゃ 5000円~
トリミング(1回3000円の場合) 36,000円~

費用は、買う物やワクチンの種類、地域、トリミングがありかなしか等によって細かく異なり、高くなったり、安くなる可能性もありますが、平均してはじめにかかる総額は、約114,000円~となっています。

ライフステージに合わせた飼い方

犬は、【子犬期】【成犬期】【老犬期】の3つのライフステージに分けられています。

犬種によって犬の成長スピードが異なり、犬の年齢で何歳から成犬になるなどとは一概には言えないのです。

そこで、小型犬、中型犬、大型犬別にライフステージを分け、上手な暮らし方をご紹介していきますので参考にしていただければと思います。

⦅子犬期⦆

初めてお家に子犬がやってきたときは、無邪気そうに見えても、実は環境の変化に不安や戸惑いを感じています。
はじめのうちは、構いすぎず独りぼっちにしてもいけません。
子犬の居場所は、人が集まるリビングなどに用意をして、子犬が寄ってきたら優しく撫でてあげるようにしましょう。
不安が大きい子犬の気持ちを想像しながら、新しい生活に慣れてもらうように、あたたかく接してあげる事で、子犬も早く安心してくれます。

子犬のしつけは家に来た時から

初めてやってきた子犬は、まだなにもわかりません。そのため、失敗や粗相も当然あります。
そのときは怒らず、大きな心で受け止めましょう。そして、やってはいけない事を教えてあげるために、やってほしい行動に導き、成功したら「褒める」事を忘れないでください。

犬を叱ったり罰を与えることは「しつけ」とは言いません。
犬にやってほしい事を教え、やったはダメな事をさせないようにする事が、しつけを成功させるコツなのです。

▪︎トイレのしつけ

犬は、排泄する場所を覚えれば、同じ場所で排泄する動物です。
そのため、あらゆる場所でオシッコをさせないために、トイレを覚えさせる事で、片付けや処理が楽になります。

はじめは、トイレの場所が分からずに失敗をするのが当たり前だと思ってあげましょう。

▲教え方

Step1.寝起きにトイレへ誘導

子犬は、起きた時にトイレをする傾向があります。犬が起きたと思ったら、すぐにサークルで囲ったトイレに誘導してあげましょう。
そして、排泄をしたら褒めてご褒美よあげましょう。

Step2.トイレのサインを見逃さない

犬はトイレをしたい時、匂いを嗅ぎながら端っこに行ったり、くるくる回ったりソワソワしたり、サインを出します。
トイレサインを確認したら、トイレへと導いてあげましょう。
トイレで排泄したら、必ず褒めるようにしてあげてください。

Step3.トイレのあるサークルの扉を開けておく

飼い主が子犬のトイレのタイミングがわかるようになったら、トイレのサインを確認したらすぐに、扉を開けたトイレサークルに入るよう優しく誘導しましょう。
トイレで排泄をしたら、すぐに褒め、ご褒美をあげてください。
誘導なしで自らトイレに行き、排泄したら、思いっきり褒めてあげましょう。

そして、ご褒美も忘れずに。

▪︎日常ケアにならそう

人が犬の身体に触れることや、ブラッシング、歯磨き、足拭きなど、日常生活で行うケアは子犬のうちから慣れさせておく必要があります。
初めて犬を飼う人は、犬をうまく扱いうトレーニングにもなるので、是非やりましょう。

・身体全体を触るトレーニング

犬は、身体に触れられる事を慣れてもらう必要があります。
トリミングや爪切り、病院へ行った時などに、身体に触れられるようにしておかなければ、困るケースが多いからです。

背中、お腹、耳、マズル、足先、お尻など、身体全体を触っていきますが、嫌がってる場合は、無理に触らず、時間を開けてからまた挑戦してください。

慣れてくれば、足の異常、耳のチェック、口のチェック、お腹、お尻など変化がないかの健康チェックが日頃からすることができます。

・ブラッシング

子犬のうちから慣れさせておきたいブラッシングなどの被毛のケアは、犬の健康管理にも役立ちます。
ブラッシングは、皮膚病等の予防にもつながるので、慣れさせておきましょう。

まず、ブラシの匂いを嗅がせ、犬に安全なものだと言うのを理解させ安心させましょう。そして、優しくなでるようにブラシをかけていきます。
この時、無理矢理ブラッシングをしてしまうと、トラウマになって、一生嫌がり続ける可能性があるので、おもちゃやおやつを使いながら、痛くないように上手くブラシがけをしていきましょう。

・首輪などの犬が使うものに慣れさせる

犬が使うものは、首輪、リード、洋服やアクセサリー系があります。
首輪やリードはお散歩をなどで使うものなので、必ず慣れさせておく必要があります。

首輪

初めて犬に首輪をつける場合は、ゆる目に付けてあげましょう。
嫌がる様子がなかったら、おやつなどのご褒美をあげ、首輪は嫌なものでないことを理解してもらいます。

リード

リードは、お散歩のトレーニングとして必要です。
まず、リードをつけて家の中で歩く訓練をします。リードは動ける範囲を拘束するもので、飼い主に合わせたお散歩ができるようになることで、お散歩中のトラブルを予防することができます。

洋服

犬の洋服はノミやダニの予防にもなります。犬に洋服を着せたい場合は、子犬の頃から着せることに慣れさせてあげると、犬自身にもストレスなく着てくれます。
子犬の頃から洋服を嫌がる場合は、無理に着せないようにしましょう。

マナーベルト(おむつ)

マナーベルトは、犬のイベント時や、お出かけ、知らない家などで、至る所に排泄をするのを防ぎます。
犬は知らない場所には自分の匂いをつけるマーキング行動を取ってしまうので、トイレをしてはいけない場所へ行く場合は必ず付けるのが犬を飼う上でのマナーとなります。

排泄したと思ったらすぐに新しいオムツへ変えてあげましょう。
排泄したのにそのままにしてしまうと、犬も気持ち悪くストレスを与えてしまう事になるので、こまめなオムツ替えは必要です。

子犬の時期は覚えさせなければならないことが多く、飼い主さんもしつけに苦労する時期でもあります。
なかなか覚えてくれないのは、当たり前だと思っておきましょう。

子犬期のワクチンとお散歩の時期

ワクチン

犬が健康に過ごすために混合ワクチンを受けなくてはなりません。

子犬が産まれた時は、母犬から免疫を受け継いでいるため、外界からの病気に対する抵抗力があるのですが、月日とともに低下し、病気にかかりやすくなってしまいます。
そのために行わなければならないのが混合ワクチンです。

混合ワクチンには5種、6種、8種、9種、10種、11種などがあり、種類によって、予防できる病気が異なってきます。
そして、狂犬予防ワクチンは法律で年に一回定められており、必ず接種しなければなりません。
狂犬予防ワクチンについてと、混合ワクチンで予防できる病気についてをお話ししていきます。

▪︎狂犬予防ワクチン

狂犬予防ワクチンは、生後91日以上の犬が打つ、狂犬病を予防するためのワクチンです。
狂犬病は発症してしまうと致死率が100%かつ、人にも感染する恐ろしい病気です。
日本では年に1回飼い犬にワクチンを接種させることが法律で義務付けられているので、必ず接種をさせてください。
費用は都道府県により異なり、2000~3000円程となっています。

▪︎混合ワクチン

混合ワクチンは「生後約2ヶ月で1回目」「生後約3ヶ月で2回目」「生後約4ヶ月で3回目」「生後約6ヶ月~1歳で4回目」を接種し、4回目を超えたら1年~3年に1回接種するようになります。
ワクチンの費用は各病院により異なりますが、大体6000円~9000円程です。

・予防できる病気

混合ワクチンは病院によって用意している混合ワクチンが異なるので一概には言えませんが、基本的に5種混合ワクチンで予防できる病気は下記です。

▲犬伝染性肝炎

▲犬伝染性咽頭気管炎

▲ジステンパーウイルス感染症

▲パルボウイルス感染症

▲パラインフルエンザ感染症

何種類のワクチンがいいのか、時期や期間的にどんな病気が流行っているのかなど獣医さんは必ず教えてくれるので、ワクチンに不安がある人や、病気について気になる人は、相談してみましょう。

お散歩の時期

犬のお散歩

お散歩の時期は、お医者さんによって意見が異なるので、必ずこの時期!とは断言できませんが、私が以前働いていたペットショップでは、万一を考え、3回目のワクチン終了後1週間~2週間空けてからお散歩へ行くことを勧めていました。

ただ、3回目のワクチンは生後4ヶ月ほど経った時になりますので、その前に外に慣れさせておく必要があります。
初めての室外は、犬にとっても聞き慣れない音や見慣れない物に不安を抱き、怖がる犬が多いので、迎えて、家の環境に慣れ始めた頃から、抱っこをして外へ連れ出してあげるとよいでしょう。
万が一を考え、ワクチンを打ちに行く際に、獣医に「どのくらいでお散歩へ行けるのか」を確認し、医師の指示をもらってから、外を歩かせるようにしてください。

初めてのお散歩のときは、犬も緊張し、家とは全く異なった行動をとります。
犬に合わせ、無理なくお散歩をするようにすることが、お散歩嫌いにならない秘訣です。
犬種や大きさにもよりますが、10分程のお散歩でも十分なので、ゆっくり慣れさせてあげましょう。

リードに慣れさせるためにも、最初のうちはリードの装着を室内で行い、リードをつけ室内を歩く事から始めることをおすすめします。

因みに我が家は、3回目のワクチン接種1週間後の生後4ヶ月の時にお散歩デビューをしました。

初めてのお散歩に最低でも必要なもの

お散歩に必要なものをご紹介します。
準備をしてから必ずお散歩をするようにしてください。

・リード・首輪
犬の行動を制限させるために必ず必要です。稀にノーリードでお散歩されてる飼い主の方がいますが、マナー違反になりますので、マネをせずリードをつけるようにしましょう。

・ポリ袋
犬の糞を入れるための袋を必ずお散歩時には持って行ってください。

・おやつ
お散歩中のトレーニングに役立ちます。お散歩では、覚える事もたくさんあるのでご褒美のおやつを用意していきましょう。

・給水器
犬のお散歩やお出かけに欠かせないのが、飲み水です。
30分くらいのお散歩なら必要ないかもしれませんが、それ以上お散歩をする場合は、必ず用意してあげるようにしてください。

お散歩時のマナー

お散歩のマナー

犬のお散歩では、マナーやルールを守らなければなりません。
そこで、必ず守らなければいけないマナーを何個かご紹介します。

・ノーリード

リードをつけずにお散歩するのはマナー違反です。
動物が嫌いな人はたくさんいます。
ただすれ違うだけで恐怖を抱く人が、ノーリードでお散歩を見かけたら、きっと、ものすごく怖いでしょう。
そんな人の事もしっかり考えてお散歩をするのは、飼い主の責任でもあります。
また、ノーリードでのお散歩は、犬にとっても危険がいっぱいあり、車道での車や自転車との接触、犬同士のトラブルなど、飼い主は愛犬を危険にさらすことになるのです。
そのため、必ずリードをつけた状態でのお散歩をしてください。

・公共の場を汚さない

犬のおしっこや糞をそのまま放置する事はマナー違反です。
糞にはたくさんの菌やウイルスがいっぱい潜んでおり、周りの人だけでなく、犬達にも病気の可能性などで被害を出してしまう可能性があるのです。
糞をしたら持ち帰り、オシッコをしたら水で流す事が、人も犬も安全に気持ちよく生活するために必要な事なので、責任を持って片付けましょう。

・自転車に乗っての散歩

自転車に乗っての散歩は危険なので絶対にいけません。
犬も人も危険ばかりです。
自転車をこぎながら犬を見ると言う事は、車に乗って携帯を触っているのと同じで、様々な事故につながる大変危険な行為なのです。
お散歩は歩いてするものなので、一緒に歩いてお散歩をしましょう。

・飼い主は犬から目を離さない

飼い主が犬から目を離すことは危険です。
犬は子供と一緒であっちに行ったりこっちに行ったりします。母親が子供から目を離してる隙に様々なトラブルがあるように、犬も一緒なのです。
お散歩中、携帯に夢中になって、犬から目を離した隙に、別の犬が来たらどうなるか、人が来たらどうなるか、車が来たらどうなるか等を考え、犬の安全を守るのも飼い主の責任です。
犬のことを考え、周りへの配慮も忘れずにお散歩をしましょう。

子犬はいつから成犬になるのか

小型犬~10kg:生後約10ヶ月で成犬になると言われています。

中型犬11kg~25kg:生後約1年で成犬になると言われています。

大型犬:26kg~:生後約1年半で成犬になると言われています。

子犬を迎えると言う事は、はじめての事、やらなきゃいけない事などがたくさんあります。
犬を育てるのはとっても難しく、なかなか言うことを聞いてくれずに、悩むことも多いでしょう。
子犬期から始める簡単な犬の基本のしつけ、ワクチンとお散歩について、基本のお散歩のマナーをご紹介してきましたが、到底これだけではなく、子犬の時期にはやる事が山積みです。
それをわかった上で、飼い主としての責任、犬の安全や健康を守ってあげることが、犬と暮らすのに必要なことなのです。

子犬期のうちにしつけをしておけば、成犬になってからがとっても楽になるので、頑張りましょう。

⦅成犬期⦆

成犬

続いて、成犬期です。

犬種や大きさによって異なりますが、成犬は1歳からとしてお話ししていきます。
まず、成犬期に入ると犬の成長は子犬期よりも遅く緩やかになります。

成犬期によって変わること

成犬期によって変わる事は、基本的に【体のサイズ】【ご飯(ドッグフード)】【散歩の時間】で、何がどう変わるのかを紹介します。

【体のサイズ】

まず、犬の体のサイズが確定します。

成犬期に入ると、犬の骨格などの大きさはそれ以上大きくなりません。
そのため、洋服や、首輪、ハーネス、リードも、基本的なサイズは帰る必要がなくなります。

もし、犬の体重が大きく増減した場合、痩せすぎか肥満の可能性があり、病気へのリスクにもなるので、少しでもおかしいなと感じたら病院へ連れて行きましょう。
イマイチわからない場合は、犬うの健康のためにも、半年に1回の健康診断をお勧めします。

【ご飯(ドッグフード)】

子犬期から成犬期に変わるとき、犬のご飯も子犬用から成犬用に変える必要があります。
子犬用のご飯(ドッグフード)は、栄養価が高く高カロリーが特徴で、消化吸収のいいものとなっています。
成長期の子犬には、身体の基礎作りをするにあたって、少量でも十分な栄養が取れるドッグフードで、消化吸収のいいものをあげる必要があり、栄養価が高く、高カロリーで消化吸収の良いものになっています。

それに比べて成犬用のドッグフードは、高タンパクで低カロリーのものが大半を占めています。
成犬期には、成長が止まっているので、子犬期のように体長や体重を増やす必要がありません。そのため、子犬用の餌を成犬期の犬に与えてしまうと、肥満の原因になってしまうのです。
犬の成長に合わせ、与えるご飯も選んであげましょう。

【散歩の時間】

子犬期に初めてのお散歩は10分程度で十分ですが、成犬になったら、時間を少し長めにしてあげる必要があります。
小型犬は30分ほど、中型犬なら40分ほど、大型犬なら1時間程を目安にお散歩してあげると良いでしょう。

犬種や大きさによって時間は異なり、お散歩が苦手な犬や、室内犬など、お散歩は毎日行く必要があるとは断言できません。
ですが、外を歩くと言うことは、ストレス発散や運動不足にならないためにも、可能な限り連れて行ってあげましょう。
お散歩が必要な犬は、室内で排泄をしない子や、よく動き回り運動が大好きな子などです。
室内で排泄をしない子は、おしっこを我慢している場合があるので、1日2回はお散歩へ行ってあげましょう。

⦅老犬期⦆

老犬

犬は小型犬や中型犬の場合11歳頃、大型犬の場合8歳頃で老犬期に入ると言われています。
食事量や運動量が減り、のんびり過ごすことが増える時期で、シニア犬や老犬と呼ばれます。

老犬期に入った犬は、人間でいう60歳~70歳くらいに相当し、病気や障害が見られることが多くあり、注意が必要な時期でもあります。
また、お散歩やご飯も変える必要が出てくるので、適切な対応を取ってあげましょう。

【老犬期のご飯】

老犬期に入った犬は、消化吸収がよく、良質なタンパク質が食事に欠かせません。

人間と同じように、齢とともに筋肉が衰えていきます。筋肉を作るのに必要なアミノ酸を摂取するためには、良質なタンパク質を摂らせることが重要なのです。
また、低カロリーでミネラル豊富な食事が最適で、ご飯の与えすぎで太ってしまうと、老犬期の犬には足腰に負担が来てしまうため、与える量を考えなければなりません。
成犬期に与えていたご飯を老犬期に与えてしまうと、肥満や内臓疾患のリスクを高めてしまいます。年齢の経過と運動量を見ながら、シニア犬・老犬向けの食事に切り替えていきましょう。

【老犬期のお散歩】

老犬期に入ったからといって、お散歩や運動を止めてしまうと、立てなくなったり歩けなくなったりと老化を悪化させてしまいます。
そのため、犬の体調や足腰の具合を観察しながら、程よい運動をさせてあげましょう。

体調が悪く、疲れている様に感じたら、お散歩を休みにするか、お散歩の時間を短くしてあげましょう。
そして、急な運動は心臓や関節の負担となるので、歩かせる前に、犬の足をマッサージしてあげたり、関節を動かすなど、ウォーミングアップをしてからお散歩をさせてあげましょう。

犬が病気になったら

犬の病気

犬を育てるにあたって、医療費は必ずと言っていいほどかかってきます。

歳を重ねるに連れ、治療費が多くかかったり、治療回数が増えたりすることから、犬の生涯にかかる医療費は100万円ほどかかると言われています。
怪我や病気の治療は、病院によって値段が異なり、人間の医療費と比べると一回にかかる費用がとても高いと言うことを認識しておきましょう。

病気や怪我による医療費の備え

犬の治療は高額な医療費がかかります。

最近では、クレジットカードが使える動物病院が増えてきていますが、高額な医療費にも耐えられるように備えておくことが2つあるので、犬のためにも、飼い主自身のためにも備えておきましょう。

一つ目:犬用の貯金をすること

いざという時のために、犬用の貯金をしておくと良いでしょう。
一回にかかる医療費は、高い場合だと何十万円となる場合があります。
いきなりその金額を出すのは、生活にも支障がかかる恐れがありますので、犬用の貯金を毎月少しずつ貯めていくことで、もしもの時に備えられます。

2つ目:ペット保険に加入しよう

犬と一緒に暮らし始めた時、一緒にペット保険に加入することをお勧めします。
色々なペット保険の会社があるので、自分に合ったペット保険に加入しましょう。
犬にかかる医療費が半額や70%負担してくれるので、日々の医療費も軽減されます。

そして、ワクチン・予防接種は必ず行いましょう。
病気にかからないようにする事で、事前に病気を予防することができます。
犬が元気に暮らすために、忘れずに行ってあげてください。

グルーミングの大切さ

グルーミングの大事さ

グルーミングは、犬の健康維持のためにも必要なことです。
毛で覆われている犬は、雑菌が繁殖しやすく、雑菌の繁殖が臭いの元となります。
また、肛門、尿道、傷口は雑菌がとっても繁殖しやすいので、感染症になるリスクがあり、注意が必要なのです。

グルーミングを行うことで、体の清潔を保ち、ダニやノミの予防にもなるので、必ず行ってあげましょう。
それ以外にも「怪我を予防」したり「犬の異常をいち早く察知」することができます。

怪我の予防

犬の毛は、足の裏などにも生えます。
クッションの役割や、滑り止めの役割をしている肉球が伸びた毛で隠れてしまうと、肉球の機能が背羽状に働かなくなり、転倒などで怪我をしてしまう恐れがあるのです。
そして、足の爪が伸びていると、犬も気になって噛み始めます。噛んだ爪は、様々な場所に引っかかり、酷い場合爪が取れてしまい、足が血だらけになってしまう可能性があるので、日ごろから気にかけてあげましょう。

異常をいち早く察知

グルーミングは、犬の体を触ります。そのため、犬の異常をいち早く察知することができます。
痛い場所はないか、皮膚に異常はないか、太っていたり痩せていたりはしないかなど、日ごろの健康チェックとしてもグルーミングは非常に重要なのです。
トリマーさんにトリミングをお願いしても、体重の変化や体の異常を簡単に見てくれるので、自分では中々できない人は、是非トリミングにお願いしましょう。

まとめ

犬を飼うということは、本当に大変なことです。
子供と一緒で、やんちゃ盛りかと思えば、すぐに老いがやって来ます。
犬は飼い主と一生を過ごすことが喜びであり、飼い主は、犬の一生を面倒見ることが責任なのです。
今回は、犬を迎えてから老犬になるまでの注意点などを紹介してきたので、是非犬と暮らすということをイメージしてください。
そして、簡単でないことをわかった上で犬と暮らしていただけたら幸いです。

可愛い犬だからこそ、大変で苦労をする。でもそれが、犬を育てるということなのです。
一緒に暮らす犬を愛情いっぱいで迎えてあげましょう。

カテゴリの最新記事